|
「鉄腕アトム」最終回。ストーリーは見ていない人のために省くけれども、この物語で自分がどれだけ天馬博士に肩入れしてたか思い知らされる話だった。泣けて泣けて仕方なかったという。結局この物語が天馬博士とアトムの物語だったことに気づかされる。
つまり結局「アトム」は進化したとはいえ所詮ロボットなのだ、という絶望のまま天馬博士は死のうとするわけなんだけども、その後のシーンが泣ける。
本当の事を言えば、もっと表現はあったと思う。アトムは本当は全てかなぐり捨ててでも、天馬博士の息子として生きなければならなかったんじゃないか、とすら思う位なのだが・・・でも子供は自由に生きるべきなんだよね。親のものでは無く。
そういうテーマを多分子供はアトムよりで見るだろうし、大人は天馬博士に自分を投影して最終回を見ていたんじゃないかと思う。で、自分はアトムではなく天馬博士よりだった。
別にアトムが理解できないとか既に自分はアトムとは別種とかそういうわけじゃなく、自分の中の「アトム」は既に「天馬博士」を許してるんだ、っていう事だったんじゃないかと思う。わかりづらい表現だけれども。(だからと言って他者がこれ以上理不尽やっていいってものでもないわけだが)
アトムは永遠の少年にたとえられるけど、今シリーズのアトムは少年ではなく「子供」だったと思う。それが天馬博士を「おとうさん」だと認める事で成長して、本当の少年になったんだっていう。アトムと天馬博士の物語は終止符ではなく花開いた。
ラスト直前の恥ずかしがりなアトムの姿が、なんとなく手塚氏の描いたアトムっぽくて、いい印象になってたと思います。お茶の水博士の子としてのアトムが「公的な自分」なら、天馬博士の子である事をアトムが認めるのは「私的な自分を認める」事なわけで、それは明らかにアトム一個人としては成長だから。その「私的な感情」を認めたアトムの姿が逆の意味で自由に見えて、自分はすごくさわやかな気分になれた。
いや、実は演技おおげさな所もあるかなとか、足りない部分もあるかな、とか思いはしたけれど。この1年通しでも、最初は絵柄が古っぽいので大丈夫だろうかとも思ってたけど。・・・実際古い絵柄は感情移入を阻害する部分があったとは思うし。・・・・・・でも、感動できました。ラストはZONEの元気な鉄腕アトムで終わって欲しかったとも思ってはいますが、でも大団円だったし、この一年最高でした。
スタッフ&キャストの皆さんお疲れ様でした!!
「ブレイド」。石田監督回で、ギャレンは復活するわ、相川と仁はなんか変な事になってくるわ、小夜子さんは胸中複雑だわ、OPは微妙に変わるわ、そりゃもう大騒ぎさぁ!なんだけれども、ブレイドはどうも安心を与えてくれる回(たとえば敵をとりあえずやっつけて今回は一応めでたし!)みたいな回がディアー戦以後全くないのでテンション張り詰め過ぎでかなり疲れる。もしくは俳優のテンションをあまり高く設定しない方がいいのかもしれない。主問題が各話終了時にある事は間違いないのだが。
脚本の区切りにメリハリをつけて欲しいというか、一回一回が無理でも2回か3回に一度は完結してくれないと疲れる。「小完結」がないと例えば1,2話ごとの「小テーマ」が視聴者に伝わってくれないわけで(つまり着地点が無い)。ホップステップジャンプだって、一応3段にわけて飛ぶんだから、今の持続感だと休みなしのガソリンなし状態で物語を走らせているようなもんだと思う。ブレイド見ててほとんどの人が疲れるというのはその点。各話にテーマ的充足感がないのはきつい。
いや、ギャレンの「ファイヤ」+「アッパー」はかっこよかった。ちゃんと。
それにしても伊坂は余裕。善人なのか悪人なのかもわからないし、何を狙ってるのかもわからない余裕。ピーコックアンデッドだから地球を孔雀の支配する惑星にしようと考えているかも・・・なんて考えると殆どギャグで冗談になってしまうので、「他の理由づけ」は欲しいと思います。視聴者の子供だったら「孔雀惑星になっちゃう!ひー!」とか思うんだろうか?思わないよね;
映画版がどういう物語になるのかは興味ある所なんだけども、TV本編前のbeforeストーリーでもいいのかもとかふっと思う。思うけどもそれだと新フォーム出せなくなっちゃうんだろうなぁ。どんな話に・・・とか色々考えてます。
フリマかとしまえんのコスイベントに行こうと思ったんだけども、金欠につき行けず。とほほでした。明らかに不況の影響だよね・・・;
P.S. 自分の名前にもkoje(e→c)molimoto(→)=「孔雀もリモート」は入ってるわけだけども、この星を孔雀惑星にしたいかというとそうではないんだよね・・・(つか俺伊坂のモデルじゃ無いわけだし、勝つ勝たないの立場でもないし)・・・
「coz(e→p)(e→l)mo limoto(→)」だからって、コスプレ惑星にしたいわけでもないし。余りレイヤーが増えてもねぇ( ゚ ゚)ボーッ
|