◎ 完全黒体
物理用語の一種。ある特定の大きさ(0〜無限立方)の箱があると仮定して、その箱の一点に極小の穴が開いているとする。その一点から光(の直線粒子)を入れると、通常箱の中の各面に反射して、例え微弱であれ光は入り口に戻ってくるものなのだが、中を特定の複雑な多面体(面数不明)にくりぬく事で、光は戻ってこなくなってしまう。この箱内の状態を完全黒体という。実際には光は1秒間に地球を7回転できるわけで、こんな反射状態の内側を持つ多面体を作る事は不可能に近い。物理的仮説的存在。