幻影2.8
変身サイボーグ1号・クリアレッド+クリアブルーヘッド(ガンメタシルバー?)
CYBORG−1 Crazy-head(luved)
タカラの変身サイボーグ1号の成型色バリエーションの一つ。サイボーグ1号の頭部メッキの美しさは誰もが認める所ですが、何分昔の玩具なので、遊んでいると子供の手でどんどんメッキ落ちしてしまうという欠点がありました。それらはタカラにも意見などの形で反映されたようですが、メッキについては当時のタカラでもどうしようもなかったようです。
それで初期頃、タカラは色々と電子頭脳成型色に色をつけたものを作り、はがれても楽しめる物をと心がけていたようです。
自分のみただけでも、後頭部だけピンクのもの、後頭部だけクリアブルーのもの、同クリアエメラルドグリーン、同クリームカラー、後の無色透明・・・など、様様なカラーが電子頭脳成型色に使用されてました。子供たちはその相違で楽しむ、のような図式もできたわけです。
上のサイボーグ1号はその「メッキがはがれていく事」を前提としたスタッフの遊びだと思われます。フロントのプラ成型色がクリアレッドで、背面がクリアブルー。どう見てもキカイダー。小学生の頃話題にもなりました。
で、上。ブラシかなにかでこすられまくっていて、表面メッキは点々としか残っていません
ネジ外すと頭の中はギンギンのシルバーメッキが残っているのですが・・・メッキは無垢の色なので、染色というのはあり得ません。
製造時期的には不明ですが、「キカイダー」か「01」のオンエア中と思われます。本当は「ちょっと擦れた所から色が覗く」程度の効果をタカラは狙ったのでしょうが、ここまでこするともうキカイダーそのものです。
この素体実は、左肩の無いジャンクなので、修理をしなければならないのですが、実は、通常のボディではありません。(右胸メーターを斜めにしたタイプの素体の様に)このボディの場合、左胸のメーターの中央部がおわんのようにへこんでいます。
また、メカ左脇腹部のメッキが前半分がガンメタ・後ろ半分がノーマルシルバーで、頭部のように色変えの合わせになってます。
金型変更までされているというのは珍しいので、それが特殊素体とする理由です。
識別用かもしれません、判りません。
小学生当時は結構こういうスタッフ(多分工場)の遊びにもみんな気づいてクラスでワイワイとサイボーグを語ったものでしたが、今はデッドストックメインで、状態の保持が原則になってしまったので、このようなレアバージョンはなかなか見つける事ができません
見つかったとしても、気づかれずに終わってしまいます
とにかく、表面のどピンククリアレッドはすごいインパクトあります。クリアカラーのヘッドというのは反射をしないので、透明度の高いソフビフェイスをかぶせないと印象うすいのですが・・・とりあえずこれはそのまま飾るのが正解でしょう;
「こすると色が変わる」ってのは、後のTFの「シークレットエンブレム」に通じる発想だと思うんだけど
「どうなんだろ?」(^-^); 結構どんピシャだったりして。
追: このアイテムの名称が「ガンメタシルバー」なのではないか、という可能性あり。
側面写真については、幻影3.2参照ですが、グラスゴールドとこの限定ともう一体の
3体同時期にプレゼントアイテムにしていた可能性があります。
サイボーグ1号系の限定品は、玩具店店頭ポスターで告知されていたので、
それが出てくれば細かい名称等判明するわけですが・・・
側面色合わせ品分の頭部メカをこするとこういう赤+青が出てくるというのは、
小学1年当時の同級生の話ですが、本当は全てボディメカ側面の配色合わせを重視した
限定アイテムだった可能性がある、というそういう話。
ま、ヨタとして聞いていた方がいいかも。だからこその2.8扱いなので。